二火会員のみなさま
6月の二火会は歌う物理学者高橋利宏君久々の登場。むつかしき事をわかり易く楽しく聴くことができました。
1.日時 6月3日(火)18:00〜20:30(開場17:30)
2.講演 キュリー夫人の旦那のお話
講師 高橋利宏君
講師の言葉
ピエール・キュリーさんのお話です。
誰でも知っているキュリー夫人、マリー・キュリーの旦那で、
先生で、フランス初のノーベル物理学賞を共同で受賞した人です。
マリー・キュリーの生涯が「キュリー夫人伝」によってよく知られ、
業績についてもかなり詳しく紹介されているのに、
旦那のピエール・キュリーについては一般には、あまり知られていません。
「キュリー夫人伝」の児童向けの要約版では
「ピエールは、自分の研究をなげうって、マリーに協力しました。」
と紹介されていますが、何の研究だったのかまでは、書いてありません。
しかし、ピエールは、マリーと知り合う以前にすでに、
現代物理学につながるいくつもの重要な発見をしているのです。
ピエール・キュリーの業績とその影響について、
具体的に、わかりやすくご紹介したいと思います。
実は、一昨年、丸善から出版された、「フランス文化事典」という本がありますが、
その編集をしていた知り合いの先生から、
「フランスの物理学」について、見開き2ページで書いて欲しい、と頼まれて、
悩みに悩んで選んだ話題です。
当日の内容を以下の抜粋版でお楽しみいただければ幸いです。以上